ESGへの取り組み環境への取り組み
私たちは、温室効果ガス(CO₂)排出量、エネルギー消費量、水消費量等の目標を設定し、本目標を達成するため、ビルの運用改善及び設備投資、テナントやプロパティ・マネジャー等への省エネ啓発などの取り組みを行っています。
設定目標
■ 温室効果ガス(CO₂)排出量
- 2030年度までに温室効果ガス(CO₂)排出量(スコープ1,2/原単位)42%削減(2020年度基準)
- 2050年度までに温室効果ガス(CO₂)排出ネットゼロ(スコープ1,2,3/総量)
■ エネルギー消費量
- ポートフォリオにおいて、毎年1%の原単位の低減
■ 水消費量
- ポートフォリオにおいて、毎年、原単位を前年度以下に低減
■ 廃棄物排出量
- ポートフォリオにおいて、毎年、リサイクル率を前年度以上に改善
パフォーマンスデータ
■ 温室効果ガス(CO₂)排出量
年度 | 2020 (基準年度) |
2021 | 2022 |
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総排出量(スコープ1,2) (t-CO₂) |
9,292 | 7,579 | 7,736 |
排出量原単位(スコープ1,2) (Kg-CO₂/㎡) |
80.6 | 58.3 | 57.4 |
排出量原単位(スコープ1,2) 増減率(対基準年度) |
- | -27.7% | -28.8% |
(注1) | 保有物件の共用部における実績値を掲載しています。なお、共有物件については持分割合に応じた数値を集計しています。 原単位は、年間消費量を原単位分母(持分換算後の年平均共用部面積(㎡))で除して算出しています。 |
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■ エネルギー消費量
年度 | 2020 (基準年度) |
2021 | 2022 |
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総消費量(スコープ1,2,3相当) (MWh) |
69,399 | 75,074 | 75,768 |
消費原単位(スコープ1,2,3相当) (MWh/㎡) |
0.163 | 0.169 | 0.165 |
消費原単位(スコープ1,2,3相当) 前年比 |
- | 103.8% | 97.5% |
再生可能エネルギー使用量(MWh) | 0 | 4,203 | 8,830 |
(注1) | 共有物件については、持分割合に応じた数値を集計しています。 原単位は、年間消費量を原単位分母(持分換算後の年平均延床面積(㎡))で除して算出しています。 |
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(注2) | 「再生可能エネルギー使用量」は「総消費量」より控除済の再生可能エネルギー由来の電力使用量(再生可能エネルギー証書の購入を含みます。)を記載しています。 |
■ 水消費量
年度 | 2021 | 2022 | 前年比 |
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総消費量(㎥) | 134,147 | 132,022 | 98.4% |
消費原単位(㎥/㎡) | 0.471 | 0.440 | 93.4% |
(注1) | NUDが保有するオフィスビルにおける実績値を掲載しています。なお、共有物件については、持分割合に応じた数値を集計しています。 原単位は、年間消費量を原単位分母(持分換算後の年平均延床面積(㎡))で除して算出しています。 |
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■ 廃棄物排出量
年度 | 2021 | 2022 | 前年比 |
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総排出量(t) | 986 | 992 | 100.6% |
リサイクル率 | 53.0% | 48.7% | 91.9% |
(注1) | NUDが保有するオフィスビルにおける実績値を掲載しています。なお、共有物件については、持分割合に応じた数値を集計しています。 |
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取組事例
■ 照明器具のLED化
環境への配慮及び費用削減の観点から、保有物件の共用部及び貸室等の照明器具のLED化を実施しています。
2023年10月31日現在の導入状況
59物件中 58 物件
■ 節水機器の導入
環境への配慮及び費用削減の観点から、保有物件における節水機器の導入を実施しています。
2023年10月31日現在の導入状況
59物件中 53 物件
■ 再生可能エネルギーの導入
CO₂排出量削減のため、再生可能エネルギーの導入を推進しています。
2023年10月31日現在の導入状況
59物件中 20 物件
■ グリーンリースの導入
グリーンリースとは、建物の賃貸借契約を通してビルオーナーとテナント双方での省エネ・環境配慮を推進することを定める取組みです。本投資法人では、テナントのご理解のもと、テナント専有部照明のLED化等を行っています。
2023年10月31日現在の導入状況
59物件中 10 物件
■ 生物多様性の保全
品川シーズンテラスでは約3.5haの広大な緑地に、地域性を考慮した樹種(オオシマザクラ、コナラ、クヌギ、シラカシ、ヤマボウシなど)を配置し、その樹木構成が野鳥の飛来も促しています。また、トンボや水鳥が訪れることのできる湿生花園も設けています。こうした取り組みにより、品川シーズンテラスは公益財団法人都市緑化機構から、社会・環境に貢献する緑化計画として「SEGESつくる緑」に認定されました。また、安心・安全に誰もが利用できる快適な優れた緑地として、「SEGES都市のオアシス」に2017年に認定され、2020年と2023年の2回再認定されました。さらに、第3回グリーンインフラ大賞(2022年度)の都市空間部門において「国土交通大臣賞」を受賞しました。
グランパークでは敷地の約60%を緑地とし、建物前面の広場に多様な植栽を施しているだけではなく、建物の周囲全体に豊かな緑を配置しています。2013年に「SEGES都市のオアシス」に認定されて以降3回再認定されています。